片付けでもっと暮らしやすくしよう
片付けをすればどういったメリット
余計な探し物に使う時間がカットできます。その分、他の用事や仕事、ティータイムに割くことができるわけです。
時間をムダにしない
仕事や家事、趣味などあらゆる作業の効率がアップします。
整理収納が上手い人は
片付けによって、住みやすい・暮らしやすいはもちろん、人生をスムーズに運びやすくもなります。
どれだけ整理整頓しても何だか雑然とする部屋、日用雑貨に溢れてごちゃごちゃの洗面台、いまいち使いにくいキッチンに頭を悩ませている方は多いのではないでしょうか。
たとえば、ビジネスマンが1年間の中で探し物をしている時間としてとられているのは、平均150時間とされています。1日8時間勤務したとして、年間20日間はムダにしています。
男女の差、個人差はあれど、一年のうち半月以上もムダに使っているのはやるせないです。では、片付けをすればどういったメリットがあるのでしょうか。
まずは、最初に述べた通り、余計な探し物に使う時間がカットできます。その分、他の用事や仕事、ティータイムに割くことができるわけです。
また、人間の脳は常にいくつかの思考がグルグルと巡らされており、探し物をしている間はこれまでの行動を思い出したり、うっかり仕舞い忘れた自分を責めたり、そこから発展して自分を追い詰める方も少なくありません。つまり、心も健全でないわけです。
基本的に、過去にすぎたことは反省点にしてクヨクヨせず次に活かした方がよっぽど良いです。片付けがきちんと為されていれば、「心が健全」ということにも繋がるわけです。
次に、時間をムダにしないと繋がってきますが、仕事や家事、趣味などあらゆる作業の効率がアップします。
どこに何があって、どこにしまえば良いか分かっているので、身体の動きもシンプルになります。引いては、掃除もしやすく家事の効率・能率も上がります。片付けによって家がきれいに、すっきりとするだけでなく、日々の掃除がしやすいため清潔に保つことができる、こういう点もメリットとなります。
そして、片付けをするということは整理収納術が向上するということ。つまり、頭の中の整理も簡単になります。思考を妨げるもの=片付けの障害になりやすい邪魔になりやすいものを見つける・見分けるスピードが向上しているため、あらゆる作業や思考・計画が進みやすくなります。
物理的な整理収納が上手い人は、マインドの整理収納も上手くなる、ということが言えます。
片付けによって、住みやすい・暮らしやすいはもちろん、人生をスムーズに運びやすくもなります。
インテリアの工夫で収納スペースも増える
整理収納の工夫
狭いスペースも限りなく有効活用ができ、すっきりと片付いた部屋で暮らすことができるのです。
衣類のインテリア工夫術としては
縦置きにすることによりスペースの有効活用ができて、1着でも多く収納できるという点です。
キッチンでのインテリアの工夫
「使いやすさ」「使う頻度」の2点に注意しながら収納場所を決めるということ。
もっと収納があれば・スペースがあればという悩みは、結局のところどれだけ大きな家に引っ越ししても付いてまわります。
必要なのは今ある面積よりも、整理収納の工夫です。さまざまな収納術を用いることで、狭いスペースも限りなく有効活用ができ、すっきりと片付いた部屋で暮らすことができるのです。
整理収納術のコツとして、インテリアの工夫は外せません。
まずは衣類です。季節物の衣服はもちろん、家族の服もたくさんあるので、インテリア・収納がいくつあっても足りないと思っている方は多いです。衣類のインテリア工夫術としては、「立てて収納」が基本です。
引き出しやカラーボックスなどインテリア内の衣類は、畳んで横に寝かせて(平置き)して積み重ねる方がほとんどでしょう。しかし、それでは非効率です。一見崩れにくくしわもできにくいように思えますが、きちんと畳めば、縦に並べようが平置きで積もうが変わりません。
この収納方法の最大のメリットは、上から見て何が入っているかすぐ分かるという点と、縦置きにすることによりスペースの有効活用ができて、1着でも多く収納できるという2点です。
気をつけたいのは、余裕を持ってしまうということ。詰め込みすぎると出し辛い上に、服や物をいためつけやすいです。もし入らないのであれば、自分の持っている分量が多すぎないか、抱え込み過ぎではないかを自問自答してください。
次にキッチンの工夫です。インテリアはもちろん、調理器具や食材、調味料などたくさんの雑貨に溢れる場所。当然、頭上の棚や足下の引き出し、移動収納に頼ります。
キッチンでのインテリアの工夫としては、「使いやすさ」「使う頻度」の2点に注意しながら収納場所を決めるということ。さらに、開き戸の場合は縦区切り、引き出しの場合は横区切りを用いることにより、視認性・使いやすさが向上します。もちろんスペースも確保できるのでおすすめ。
洗面所は、雑貨の多い場所です。しっかりジャンル分けを行った上で、見せる収納・見せない収納をきちんと区画整理した上でインテリアを選択したり、インテリア内を区分けして整理すると上手くいきます。仕切りは100均リメイク術も活用しましょう。
きれいなお部屋は運気もアップする
部屋をきれいにするとさまざまなメリットがあるのは冒頭でも述べましたが、実は運気も向上します。といっても、にわかには信じられないかもしれません。
ただ部屋を片付けただけで運が良くなる、と聞いたら「つけるだけで運が良くなるブレスレット」のような胡散臭さがあります。
ひとつずつ説明していきましょう。まず、きれいに整理整頓した部屋は、明るく清潔で暮らしやすいです。
探し物も一瞬で見つかるので、ストレスも溜まりません。精神的に健康というのは実はかなり人間にとって良い効果をもたらします。たとえば、いつでも笑顔で前向きな人と、どんよりとした空気をまとっていつも後ろ向きな発言ばかりしている人、どちらに気軽に話しかけやすいでしょうか。
さらに言えば、そこから頼み事や仕事を振ったり、おもしろい話を持ちかけたいのはどちらでしょうか、ということです。もちろん、人の好みもあるので一概には言えませんが、少なくとも多くの人は明るく前向きな人に超えをかけることでしょう。
次に、探し物をする時間が不要、仕事や作業が早くなるというのも、大きな影響をもたらします。仕事が早くなり、人への信頼を勝ち取りやすくなります。同じ仕事のクオリティで納品してくれる人がいるとして、一人は期限よりも3日も早く出してくれる人、もう一人はいつも期限ギリギリ5分前に出してくれる人、どちらとパートナーを組むでしょうか。
運気を引き寄せる人とは、漠然とした「オーラ」や「運命」といった力に頼らずとも、自力で切り開いて行ける力・魅力を持った人のことでもあります。
そういった、全力を出しやすい環境を整えている、というのは非常に大切なことです。仕事や趣味と、プライベートの部屋は全く別なようで、実は全て繋がっています。そういった、人生の運気を引き寄せるためにも、片付けは非常に有効な手段でもあります。
片付けとは、過去の自分の棚卸し作業でもあります。今までの自分を見直し、過去のあやまちをこれからに活かして、積み上げてきた徳を未来に繋げるためにも、片付け、引いてはきれいで快適な部屋を作ることは幸せ・運気を引き寄せる大事な行動です。
整理収納スキルを高める資格の選び方
整理収納スキルを高める資格は、カルチャースクールやワークショップなどオフライン、また通信講座などのオンラインカルチャースクールなどで取得したり学んだりすることができます。
しかし、一口に整理収納に関する資格といっても、実にさまざまな種類が存在し、その目的に応じて細分化されています。欲しい能力・資格によってマッチするカルチャースクールや通信講座を選ぶことが大切です。
整理収納スキルを高める資格を選ぶ手だてとして、まず片付けの中でも「捨てる・断捨離」に特化した資格もあります。
捨てる技術に特化した技能、そして片付け術を身につけることができます。
片付けられなくて、整理・収納方法を身につけたいという場合には「収納マイスター」という資格があります。基本的な収納方法、収納技術や特性が身につけられる他、依頼者の要望にそって解決していくという、コンサルタントとしての技術も身に付きます。
片付けスキルを活かし、講習会や講師活動を行いたい場合は、「整理収納インストラクター」の資格が適しています。収納に関しての知識・特性は元より、物別の収納方法、100均リメイク術といった生活に即したものまで、収納に関する技術・知識を学ぶことができます。
分析能力、プランニング能力を認定する資格であり、ハウスクリーニングや家事代行に活かせたり、果てはインテリアの企画・製造に活かせたりといったように、整理収納におさまらない能力・スキルを向上させることができる資格です。片付け・断捨離・インテリア・収納・整理整頓など、目的に応じた資格を目指すと良いでしょう。
整理収納スキルを高める資格は、カルチャースクールやワークショップなどオフライン、また通信講座などのオンラインカルチャースクールなどで取得したり学んだりすることができます。
家の中で役立つ資格ランキング
- 断捨離・捨てることからはじめて
- 片付けのコツ・収納のコツの技術を高める
- 通信講座で学ぶこともできます
総合評価 | |
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使いやすさ | |
掲載情報量 |
- 整理収納に関してのあらゆる技術・知識を学ぶ
- 実用的な片付け・部屋作り
- 通信講座で学ぶこともできます
片付け・インテリア・収納にまつわる資格は、先述の通り非常にバリエーションに富んでおり、その目的や目標に応じて選ぶことが必須となります。
では、この中で家の中で役立つ資格はどういったものがあるでしょうか。
まずは、先程も紹介した「収納マイスター」がランクイン。
本質は断捨離・捨てることからはじめて、片付けのコツ・収納のコツの技術を高めることが土台となっています。日本人だけでなく、今や世界中でも「捨てる」ということは難しい技術であり、それは収納や整理術を学ぶのと同じくらい重要な技術です。
掃除や料理はカルチャーセンターや地域の講座、そして学校教育などで十分学んできたでしょうかが、捨てる技術に関してはほとんど学ぶことができません。そういった意味でもトップクラスに役立つ資格と言えるでしょう。
次に家の中で役立つ資格として「整理収納インストラクター」も非常に優秀です。日本インストラクター技術協会(JIA)によって認可・検定が行われている資格です。
整理収納に関してのあらゆる技術・知識を学ぶことで認定される資格であり、片付けのリバウンドを起こしたり、そもそもの片付け方が分からない人を導いたりといったことが可能になります。
また、見せかけの美しさだけを追求するのではなく、使いやすさ・便利さ・快適さなど機能性も重視した、実用的な片付け・部屋作りを実践するべく知識・技術を高めます。整理収納のメソッドを身につけて、物との関わり方を学び見つめ直すことによって、より豊かで快適な暮らしを手にするきっかけとなることでしょう。
この2つの資格はオンラインのカルチャースクール・通信講座で学ぶこともできますし、公式のテキストが存在するため、じっくり体系・理論を把握しながら学ぶこともできるため、人気が高く、また実用性の高い資格となっており、スキルアップにも最適な資格です。
一番役立つのは「整理収納インストラクター資格」
一番役立つのは「整理収納インストラクター資格」
「見せる収納」と「隠す収納」を使い分ける
オーダーメイド収納家具に関しての知識
そして、中でも一番役立つのは「整理収納インストラクター資格」です。インテリア・家具・収納に関する知識を学び、深く構造を理解した上で技術を習得することによって、理想的な空間・思い描いた部屋作りをすることができる人に与えられる資格です。
片付けを徹底・部屋を快適に作りかえることにより、ライフスタイルを見直したり、時間に余裕のある、真の意味で豊かな生活を送ることができます。
これらのカリキュラムはインターネットのカルチャースクールや公式テキストで学ぶことができます。具体的に身につけることのできる技術とは、ただ整理整頓する能力だけではなく、インテリアとして、「見せる収納」と「隠す収納」を使い分けることができ、お部屋にアクセントやメリハリをつけて、より自分らしい生活スタイルを演出することができるのです。
また、これにより片付けができない家族のために協力したり、収納スペースやお部屋のスペース自体が足りないなどの事情も解消できたり、といったように自分自身だけでなく、家族や知人、ひいては多くの人々の力になることができます。
インストラクター資格を有することができるため、ハウスキーパーや家事代行、インテリアデザイナーなどさまざまな業種・職種のキャリアアップはもちろん、カルチャースクールやワークショップなどでも活躍することができます。
主に学ぶ技術としては、衣服や装飾具、靴、本や書籍・雑誌・新聞、写真や手紙・ハガキといったアイテム別の収納術、収納家具やハンドメイド家具・インテリア、100均リメイクなどアイデアを編み出す技術、オーダーメイド収納家具に関しての知識や収納の技術などです。
また、見せる収納や見せない収納を使い分けたりなど、より高度な整理整頓術を身につけます。ポイントとしては、収納に関しての知識やインテリアの活用法、100均リメイク術など、そういったテキストや講座などで学ぶのはもちろんのこと、普段からアンテナを張って常にアイデアを蓄積したり閃きを得る工夫をしておく必要があります。常に収納のことを考えていることが、スクルアップ・向上の一番のコツとなります。
まとめ
片付け・整理整頓や収納技術などにまつわる資格は、現在非常にさまざまな種類に分かれており、多様性に富んでいます。その分、スキルアップを効率よく図るのであれば、自分に必要な技術・知識はどれなのか、見極める必要が大いにあります。
「捨てる」ことが苦手なのか、「使いやすい収納」を考案するのが苦手なのか、「美しく見せる・隠す収納」が苦手なのか、などなど得手・不得手を把握した上で目指すもの・資格を決めると良いでしょう。
もちろん、今後自宅だけでなく、さまざまな場で活躍したい、今の仕事に活かしてどんどんキャリアアップしたい、という方にもおすすめです。上手に勉強して、より効果的にスキルアップを図りましょう。
勉強のポイントとしては、公式テキストがあればそれを利用し、もし最短距離でマスターしたいのであれば、主宰のワークショップ・通信講座が有効です。
しかし、100均リメイク術や収納アイデア術など、日々の研鑽・積み重ねでしか伸びない能力もあるため、そういった面を考えると講座やテキストばかりに頼らず、日々片付け・断捨離に触れて磨き続ける必要があります。片付けは一日にしてならず、は何も実行する側だけではありません。学習する側においても同じことが言えます。
断捨離も、片付けや整理整頓、収納術やアイデア術など、いずれも「部屋が美しくなる」が最終目的ではありません。使いやすい部屋、何がどこにあるかわかりやすくて、快適に暮らせる部屋、理想の生活スタイルを実現する部屋を作るのが目標です。
物と向き合い、人の生活スタイルと向き合い、自分らしさ・その人らしさと向き合うことで、快適さ・便利さだけでなく、自身の人生や依頼者の人生を豊かにする、それこそが片付けの神髄です。
先述の、整理収納インストラクター資格に関しては、自らの研鑽を高め、技術や知識を向上させていくのはもちろんのこと、片付けメソッドを後進に伝えるという役割、生き甲斐もあります。最初はワークショップやカルチャースクールで、ゆくゆくは認定講座を開いたりと、片付けを基に世界が広がっていくことでしょう。
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